7月下旬は例年流星エコーが多くなる時期ですが、今年もそのシーズンに入ってきたようです。関西VORでは数日前から日付が変わる時間帯でエコーが増加していましたが昨晩は特に明確なピークがありました。また、ウラジオストクFROでもこのところエコーが日々増加してきていてやはり深夜の時間帯でエコーが多くなっています。なお、青森VORとソウルFROではまだ顕著な増加は見られていません。
ところでこの時期に活動する主要な流星群としては、みずがめ座δ南流星群(SDA)とやぎ座α流星群(CAP)があり、それぞれ極大日は7月31日とされています。この2つが南中する時刻は概ね深夜なので観測結果と合致するようです。ところが
CMORを見てみるとSDAはかなり活発になっているもののCPAの方はまだ低調です。代わりにカシオペヤ座ψ流星群(PCA)が活発になっています。ただこちらは放射点が高くなるのが朝方の時間帯で関西やウラジオストクには捉えられていないようです。
ここからペルセウス座流星群まではデータを見るのが楽しい日が続きますが、最近はHROFFTが止まっていることがあるのでちょっと心配です。
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