アトラクス赤道儀の電源ケーブル修理
2023-09-08


アトラクス赤道儀の電源コードについているシガープラグが破損してたので、すぐに直せると思っていたのですが、これがまた一騒ぎでした。替えのシガープラグをはんだ付けする際に自分の思い込みで下のようにつないでしまいました。黒がセンターなのはちょっとおかしいなあと思いつつも、黒線の方が長かったのでこのようにしてしまったのです。今にして思えばここで気づくべきでした。

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はんだ付けが終わってシガープラグをバッテリーのソケットに差し込むと、赤道儀側の接続プラグのあたりから「チチチチチ」といやな音かします。すぐにバッテリーからシガープラグを引き抜きましたが何か焦げたようなにおいがしてきます。
これはどこかショートしたに違いないと思い、電源ケーブルを取り外してテスターで調べてみると抵抗がほぼ0Ωです。どこがショートしているのだろうとケーブルを曲げたりプラグをねじったりして見たのですがわかりません。もうココしかないということで赤道儀側のプラグを分解してみました。

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よく見ると小さなダイオードが黒白の線の間に入れてあり、焦げて割れていました。ここが原因でした。電源ケーブルの間に入れるダイオードといえば逆接続保護用ダイオードです。そういえばシガープラグにする前はバッテリー側はミノ虫クリップでヒューズが入っていたことを思い出しました。本来は逆接続にするとダイオードに大きな電流が流れ、その瞬間ヒューズが切れるしくみです。ところがヒューズを取り去ってしまったためにダイオードに大電流が流れ続け、焼け焦げてしまったというわけです。

原因がわかったのでショートしたダイオードを除去し、シガープラグの黒白線を正常な白色センターに直しました。おっかなびっくり電源を赤道儀に接続すると今度は無事に動き出しました。コントローラーが壊れていないか心配しましたが、何とか大丈夫だったようです。それにしてもこんな小さなプラグの中にダイオードを入れるとはビクセンも考えたものです。
[機材]

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