時刻同期設定の追加
2024-04-09


流星電波観測に使用するPCはできるだけ正確な時刻に設定されていることが大切です。通常PCではマザーボードに組み込まれている電池と時計で時刻を保持していますが、毎日1秒程度の誤差が生じます。そのためWindowsではデフォルトで一週間ごとにNTPサーバに同期するように設定されています。それでも最悪7秒のずれが生じる可能性があるわけで、このまま使うと流星エコーの同定などを行う上で問題が出てきます。
そうした場合の対応としては時刻同期用のフリーソフトを使うのが一般的ですが、私の場合はあまりソフトを増やしたくないのでWindowsのタスクスケジューラを使って各PCの設定しています。今回の観測用PCもこの方法で設定したので自分の備忘録として書いておきます。
まずタスクスケジューラを開きます。
Win10ではスタート→Windows管理ツール→タスクスケジューラ
Win11ではスタート→すべてのアプリ→Windowsツール→タスクスケジューラ

タスクスケジューラが開いたら
タスクスケジューラ ライブラリ→Microsoft→Windows→Time Syncronizationとツリーをたどっていきます。

名前の欄のSyncronize Timeをクリックし、右側の操作の欄からプロパティをクリックします。 次にダイアログの中のトリガータブをクリックし、左下の新しいトリガーをクリックします。

禺画像]

すると上のような新しいトリガーのダイアログが開くので、設定のラジオボタンを毎日にします。開始時刻がそのままで問題なければ有効にチェックが入っていることを確認してOKボタンを続けて押せば設定終了です。私の場合はさらにタスクの開始の中からスタートアップ時を選んで時刻同期を追加しています。

これで概ね誤差1秒以内のデータが得られると思います。すでの他の観測用PCでは3年以上休みなくはたらいていますので、間違いないでしょう。
[流星電波観測]
[パソコン]

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