92.8MHzの垂直偏波はさらに強かった
2022-06-24


19日に97.0MHzでは水平偏波よりも垂直偏波の方がエコー数が多いことを報告しました。そのときは同じアンテナ(AF-4)を水平・垂直に切替えて比較したのですが、5日間の総エコー数は水平1875、垂直2728で垂直の方が1.5倍ほどエコーが多いという結果でした(日が違うので大雑把な数ですが)。今回の92.8MHzでは常時観測用の5エレ八木(水平)とAF-4(垂直)について並行して5日間調べてみました。Esのためカウントできない時間がそれぞれ同じではありませんが、この間の総エコー数は水平偏波(5エレ八木)が6701、垂直偏波(4エレ八木)が6407とほとんど同等でした。

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昨年11月に行った韓国無変調FMのエコー数調査(水平偏波)のときのデータではAF-4に対して89.4MHz3エレ、92.8MHz5エレのエコー数はおよそ1.4倍ほどだったので、おそらく現在の5エレを垂直にすれば6月23日(上のグラフ)の92.8MHzの総エコー数1415は計算上1981となり、89.4MHzの2428に近い値になりそうです。

前回調べた97.0MHzと今回の92.8MHzはともに水平よりも垂直にした場合の方が1.4〜1.5倍ほどエコーが多くなることがわかりました。この2つの周波数については完全な垂直偏波ではなさそうですが、垂直にするメリットは十分あると思います。なお、残りの89.4MHz、93.6Mhz、97.8MHzなどについては短時間受信をしてみた結果ではあまりエコーが多くなる様子は見られていません。今後また調べてみたいと思います。
[流星電波観測]

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