89.4MHzはエコーは多いのですが様々なノイズに悩まされるバンドでもあります。下の例は一見ロングエコーに見えますがそうではありません。これはFM京都の電波による航空機エコーと考えられます。こうした「偽ロングエコー」は多いときには1日に3〜5個ほどになることもあります。これらを目視で見分け、その都度再計算をしないととんでもないデータになってしまいます。
ところで「偽ロングエコー」の見分け方ですが、間違いないのは下の92.8MHzのエコーと比較することです。通常のロングエコーならばどちらにも記録されるはずですがこちらにはありません。これは92.8MHzの電波源が航空機エコーを生じる範囲(500km以内)にないからです。たくさん見ているといちいち比較しなくても特徴でわかるようになってきます。通常のロングエコーのような最初のアタックがなく、右下がりで途中で切れてしまう感じで終わります。これは航空機が山の陰に入ってしまうためです。
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