89.4MHzの二重エコーの原因
2021-11-26


一昨日(11月24日)に89.4MHzの二重エコーについて、他の場所から別の電波が出ているからではないかと書きましたが、これはどうも韓国の電波ではないようです。二重エコーについては前から時々見られたのですが、この1〜2ヵ月は特に多くなったように感じていました。今朝もこの二重エコーが見られました。

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前回も同じような時間だったので、もしやと思い最近の二重エコーが見られた時間を改めて確認してみました。すると思った通り二重エコーが見られるのは午前7時前、午後1時前、午後9時前の概ね10分〜30分前の時間で、これは「統一のこだま」放送が始まる前の時間です。以前はキャリアの送出をほとんどしないですぐに放送が始まっていたのが、最近は比較的長くキャリアを出してから放送を始めるという運用スタイルになったようです。
改めて一昨日のロングエコーを見直してみると、エコーの連続性から上のエコーが「統一のこだま」のキャリア、下のエコーが韓国の妨害波のキャリアと考えられます。それぞれの送信局は軍事境界線をはさんで100kmほどの距離にあると思われますが、日本からの距離はどちらもおよそ1000kmなので、ロングエコーの強さから見て出力は同程度でしょう。また、比較的近いので同時エコーも多く見られます。「統一のこだま」は97.0MHzと97.8MHzでも放送を行っているので、一昨日に97.8MHzでも二重エコーがみられたのは同じ原因と思われます。

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[流星電波観測]

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